役名
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番号
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台詞
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注釈
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【飛行機のジェット音】
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ブルーグ
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001_001
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「寝ててもいいんだぞ?」
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心配そうに
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メアリー
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002_001
|
「いっぱい寝たもん、大丈夫。」
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張り切った感じで
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ブルーグ
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003_002
|
「結構かかるんだぞ?まぁ、飛行機だから4時間弱くらいだろうが・・・。その間遊べるわけでもないし、暇なだけだぞ?」
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メアリー
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004_002
|
「そんなに・・・かかるの?」
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急に不安げに
|
ブルーグ
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005_003
|
「まぁ、アニメでも見てればいい。寝たくなったら、寝てもいいんだからな?」
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メアリー
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006_003
|
「うん。」
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|
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【間】
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【回想】
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アネッタ
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007_001
|
「昨晩送られてきた犯行予告を伝えるわ。」
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ブルーグ
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008_004
|
「あぁ。」
|
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アネッタ
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009_002
|
「『メンバー、ミランダの覚醒により【メガラ】の封印場所を発見した。明日にでも母を迎えに行かせていただく。黒い天使、MJ』」
|
|
ブルーグ
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010_005
|
「MJ・・・あの電波ジャックの男か・・・。」
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|
アネッタ
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011_003
|
「警護に当たっての詳細は、現地サルス軍にいるセイス司令官から、直接聞いて頂戴。」
|
|
ブルーグ
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012_006
|
「了解。」
|
|
アネッタ
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013_004
|
「・・・元気がないわね。どうしたの?」
|
|
ブルーグ
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014_007
|
「ん?・・・少し寝不足でな、心配ない。」
|
|
アネッタ
|
015_005
|
「そう?それならいいんだけど・・・。」
|
|
ブルーグ
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016_008
|
「話は終わりか?」
|
|
アネッタ
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017_006
|
「え?・・・えぇ、よろしくお願いね。」
|
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|
|
【間】
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|
|
【回想終わり】
|
|
ブルーグ
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018_009
|
メガラ・・・か。
|
M
|
ブルーグ
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019_010
|
【血の一族】の女王、パラサイトの親玉・・・。一度死んでミイラになっているのに封印され、しかもその細胞がまだ生きているなんて・・・信じられないな。
|
M
|
ブルーグ
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020_011
|
【血の一族】・・・一体どんな種族なんだろう・・・?
|
M
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|
|
【ジェット音フェードアウト】
|
|
|
|
【場面変更・サルス城ドック】
|
|
イクス
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021_001
|
「いよぉ、兄弟!久々だな!」
|
|
クワトロ
|
022_001
|
「5日前に会ったばかりじゃないですか。」
|
あくまで穏やかに
|
イクス
|
023_002
|
「ったって、全然会話出来なかったじゃねぇか。」
|
|
クワトロ
|
024_002
|
「まぁ、会議でしたしね。」
|
|
イクス
|
025_003
|
「ん?」
|
|
|
|
【ドゥースに気づく】
|
|
イクス
|
026_004
|
「お~!ドゥース、久しぶりじゃねぇか。元気か?」
|
|
ドゥース
|
027_001
|
「げっ!・・・近寄るんじゃねーよ!加齢臭が移るだろ!」
|
|
イクス
|
028_005
|
「はぁっ?加齢臭なんて出る歳じゃないだろぉが!」
|
|
ドゥース
|
029_002
|
「んじゃ、何だよこの匂い。獣クセーんだけど?」
|
|
イクス
|
030_006
|
「っくぅ・・・なんだお前、反抗期か?反抗期か?オイ!お前の小さい頃は『イクス兄ちゃん、イクス兄ちゃん』って俺のあとくっついて回ってたのによぉ。」
|
|
クワトロ
|
031_003
|
「その影響でしょうね。」
|
ニコニコと
|
イクス
|
032_007
|
「どう言う意味だよ!」
|
|
ソクラ
|
033_001
|
「トラブルメーカーぶりも影響されてなければいいが・・・。」
|
|
イクス
|
034_008
|
「ソクラまでなんだよ!トラブルメーカーって、俺がいつトラブルを・・・。」
|
|
ソクラ
|
035_002
|
「任務における建物の破壊6回。器物破損34回。寝坊113回。お前の始末書専用の本棚があるくらいだ。」
|
|
イクス
|
036_009
|
「(引き攣り笑い)」
|
|
ドゥース
|
037_003
|
「ダッセー。アタシだってまだ始末書20枚しか書いてねぇぞ?」
|
小馬鹿にしたように
|
クワトロ
|
038_004
|
「始末書1枚でも100枚でも書く時点で恥ずかしいことですよ。」
|
ニコニコ
|
ドゥース
|
039_004
|
「う、うるさいっ!なんだ!なんなんだ、その顔は!」
|
|
クワトロ
|
040_005
|
「僕の顔になにか付いてますか?」
|
ニコニコ
|
ドゥース
|
041_005
|
「その笑顔でアタシを見るんじゃないっ!虫唾が走る!!」
|
|
クワトロ
|
042_006
|
「酷いなぁ。まるで悪魔でも見るように・・・。」
|
|
ドゥース
|
043_006
|
「悪魔より悪魔らしいんだよ!お前は!」
|
泣きそうなのを強がってる感じで
|
ソクラ
|
044_003
|
「ところで、いつまでここで世間話をしているのだ。警備にあたるに際し、作戦会議をするはずでは?」
|
|
クワトロ
|
045_007
|
「あぁ・・・ブルーグさんがまだいらっしゃってないので・・・。そうですね、到着まで城内を案内しましょう。結構広いので、時間はつぶせるでしょう。」
|
|
ソクラ
|
046_004
|
「・・・建物の構造に興味はないな。」
|
|
クワトロ
|
047_008
|
「まぁ、そう言わず・・・。空気を読んで貰えると嬉しいかなー。」
|
|
ドゥース
|
048_007
|
「お前が言うなよぉ・・・。」
|
|
|
|
【間】
|
|
|
|
【場面変更】
|
|
メアリー
|
049_004
|
「(寝息)」
|
|
ブルーグ
|
050_012
|
「結局寝ちゃったか・・・。よっと・・・。」
|
メアリーをおんぶする
|
|
|
【飛行機を下りる】
|
|
ブルーグ
|
051_013
|
「城行きの専用機が迎えに来てるはず・・・だが・・・。ん?」
|
|
|
|
【ウーノに気づく】
|
|
ブルーグ
|
052_014
|
「ウーノ!!」
|
|
ウーノ
|
053_001
|
「・・・ん?」
|
|
ブルーグ
|
054_015
|
「迎えってお前だったのか。」
|
|
ウーノ
|
055_002
|
「・・・あぁ。」
|
|
ブルーグ
|
056_016
|
「・・・いつからここに?」
|
|
ウーノ
|
057_003
|
「・・・3時間前。」
|
|
ブルーグ
|
058_017
|
「そっか、待たせてすまないな。」
|
|
ウーノ
|
059_004
|
「任務だからな。」
|
|
ブルーグ
|
060_018
|
「そっか・・・。」
|
ソワソワしながら小声で
|
|
|
【間】
|
|
ブルーグ
|
061_019
|
「(愛想笑い)」
|
|
|
|
【間】
|
|
ブルーグ
|
062_020
|
な、なにか喋れよ・・・!
|
M
|
ウーノ
|
063_005
|
「・・・乗れ。」
|
|
ブルーグ
|
064_021
|
「あ、あぁ。」
|
|
|
|
【セスナに乗り込む】
|
|
|
|
【プロペラ音】
|
|
|
|
【BGM厳かな感じ】
|
|
ブルーグ
|
065_022
|
「あれがサルス城・・・?」
|
|
ウーノ
|
066_006
|
「そうだ。」
|
|
ブルーグ
|
067_023
|
「思ってたより大きいな・・・。あれ?」
|
|
ウーノ
|
068_007
|
「どうした。」
|
|
ブルーグ
|
069_024
|
「飛行場に行くんじゃないのか?」
|
|
ウーノ
|
070_008
|
「城の中に専用ドックがある。そのまま本部に行けるからな。手間は少ない方がいいだろう。」
|
|
ブルーグ
|
071_025
|
「城の中に軍の本部があるのか・・・。」
|
|
ウーノ
|
072_009
|
「サルス軍は城兵団の流れをくんでいるからな。」
|
|
ブルーグ
|
073_026
|
「なるほど・・・。」
|
納得して
|
ブルーグ
|
074_027
|
「しかし、それも不思議だったが・・・。現在のサルス軍はイクスの兄弟従兄弟だけだって言うじゃないか。」
|
思い出したように
|
ブルーグ
|
075_028
|
「どうしてまた、そんな一族で軍を?元々城兵の家系か何かなのか?」
|
|
ウーノ
|
076_010
|
「いや。父の夢らしい。自分の子供たちに国を守らせるのが。」
|
|
ブルーグ
|
077_029
|
「ほう・・・そんなに影響力のある人なのか。イクス達の父親って。」
|
|
ウーノ
|
078_011
|
「サルス国王だからな。」
|
|
ブルーグ
|
079_030
|
「そっか、王様か。それは影響力は大きい・・・って、国王?!」
|
|
ウーノ
|
080_012
|
「着いたぞ、サルス城だ。」
|
飄々と
|
|
|
【ドック内に着陸】
|
|
メアリー
|
081_005
|
「・・・ん?・・・うぅん・・・ここは・・・?」
|
目を覚ます
|
ブルーグ
|
082_031
|
「あ、起きたか。着いたぞ、サルスだ。」
|
|
メアリー
|
083_006
|
「サル・・ス・・・?」
|
ぼんやり
|
ブルーグ
|
084_032
|
「ねぼすけ・・・」
|
クスッと微笑んで
|
イクス
|
085_010
|
「おーい」
|
遠くから
|
ブルーグ
|
086_033
|
「ん?あ、イクス!クワトロも一緒か。」
|
|
イクス
|
087_011
|
「よぅ、兄弟。」
|
|
クワトロ
|
088_009
|
「イクスは兄弟が多いですね。」
|
|
イクス
|
089_012
|
「まぁなっ!」
|
|
ブルーグ
|
090_034
|
「俺はお前の兄弟になった記憶はないが・・・?」
|
|
イクス
|
091_013
|
「堅いこと言うなって!っよ、メアリー。ブルーグに変なことされてないか?」
|
|
メアリー
|
092_007
|
「えっ・・・?」
|
戸惑うように
|
イクス
|
093_014
|
「ん?」
|
|
メアリー
|
094_008
|
「え~っと・・・え~っと・・・さ、されてないよ!」
|
目を泳がせながら
|
イクス
|
095_015
|
「え?何この気まずそうな返事・・・お前、まさか!」
|
ブルーグを訝しく見て
|
ブルーグ
|
096_035
|
「アホか!俺がメアリーに変なことするわけないだろ。」
|
|
イクス
|
097_016
|
「だ、だよなぁ?ア・・・アハハハハ・・・。」
|
|
ブルーグ
|
098_036
|
「それより、早く作戦会議に向かおう。あ、その前に着替えと・・・メアリーはどうすればいいかな・・・。」
|
|
クワトロ
|
099_010
|
「皆さんにそれぞれゲストルームは用意してます。案内しますよ。」
|
|
ブルーグ
|
100_037
|
「そうか、助かる。」
|
|
|
|
【間】
|
|
|
|
【場面変更・ゲストルーム】
|
|
|
|
【着替え終わるブルーグ】
|
|
|
|
【開閉音】
|
|
クワトロ
|
101_011
|
「準備はいいですか?」
|
|
ブルーグ
|
102_038
|
「あぁ。」
|
|
クワトロ
|
103_012
|
「それじゃ、行きましょうか。皆さんお待ちです。」
|
|
|
|
【歩行音】
|
|
クワトロ
|
104_013
|
「これに乗って行きましょう。」
|
|
ブルーグ
|
105_039
|
「木製のエレベーターとは珍しい。」
|
|
クワトロ
|
106_014
|
「100年前から使われているそうですよ。城の雰囲気に合わせて、変に手を入れないようにしてるんです。」
|
|
ブルーグ
|
107_040
|
「なるほどな。」
|
|
|
|
【エレベータに乗り込む】
|
|
|
|
【間】
|
|
ブルーグ
|
108_041
|
「そういや・・・お前達ってサルス国王の子供、なんだよな?」
|
|
クワトロ
|
109_015
|
「えぇ。みんな腹違いですけどね。」
|
|
ブルーグ
|
110_042
|
「一夫多妻制ってやつか?」
|
|
クワトロ
|
111_016
|
「そういう部分もありますけど、父の場合つまみ食いが多いので。」
|
ニコニコと
|
ブルーグ
|
112_043
|
「複雑なんだな・・・(苦笑)。それで、何人兄弟なんだ?」
|
|
クワトロ
|
113_017
|
「僕の知ってる限りだと・・・21人兄弟です。」
|
ちょっと考えながら
|
ブルーグ
|
114_044
|
「へぇ・・・21人・・・。って21?!」
|
|
|
|
【エレベータのベル】
|
|
クワトロ
|
115_018
|
「着きました、ここが総司令室です。」
|
|
|
|
【開閉音】
|
|
クワトロ
|
116_019
|
「司令官、ブルーグさんをお連れしました。」
|
|
セイス
|
117_001
|
「ありがとう。これで全員・・・かな。それじゃ、話を始めよう。」
|
|
|
|
【モニターが降りてくる】
|
|
セイス
|
118_002
|
「城に取り付けられた防犯カメラの映像を、ここで全てチェックすることができる。」
|
|
セイス
|
119_003
|
「見てもらってわかるように、この間から一般兵が交代で24時間体制で警備に当たってるわけだが・・・。今のところ目立った動きはない。」
|
|
セイス
|
120_004
|
「仮に映っていない場所に侵入者が現れたとしても、防犯用アラームが15m感覚で設置されているから、すぐに反応は出来るようになっている。」
|
|
ドゥース
|
121_008
|
「サルスの防犯システムは世界随一だぜ?」
|
|
セイス
|
122_005
|
「まぁ、このアラームの方も今のところは反応なし。しかし、昨日の犯行予告もあって、念には念を入れて警備に当たりたい。」
|
|
セイス
|
123_006
|
「ウーノ、城の地図を。」
|
|
ウーノ
|
124_013
|
「・・・これだ。」
|
|
|
|
【テーブルに地図が広げられる】
|
|
イクス
|
125_017
|
「この青い丸はなんだ?」
|
|
セイス
|
126_007
|
「警備に当たってる一般兵の配置だ。」
|
|
セイス
|
127_008
|
「封印装置のある階にはあえて多くの兵は置いてない。」
|
|
ソクラ
|
128_005
|
「多く配備すれば、ここにありますと言ってるようなものだものな・・・。」
|
|
セイス
|
129_009
|
「そのとおり。」
|
|
セイス
|
130_010
|
「それもあるが、やはりメガラの存在は機密なのでね・・・。」
|
|
|
|
【少し間を置いて】
|
|
セイス
|
131_011
|
「まず、ディーパの三人には封印装置の部屋に向かう通路の巡回をお願いしたい。」
|
|
セイス
|
132_012
|
「我々の方で封印装置の部屋の守りを固める。」
|
|
セイス
|
133_013
|
「黒い天使が出現した場合、『生きて捕えよ』との事なので・・・。」
|
|
|
|
【クワトロを少し困ったように見つめ】
|
|
セイス
|
134_014
|
「クワトロ、くれぐれもやり過ぎないように。」
|
|
クワトロ
|
135_020
|
「わかってますよ。虫の息にすればいいんですね?」
|
ニコニコ穏やかに
|
セイス
|
136_015
|
「・・・はぁ。」
|
ため息
|
セイス
|
137_016
|
「まぁ、他のみんなも気をつけるように。それじゃ、早速各自警備にあたって欲しい。」
|
|
ブルーグ
|
138_045
|
「ラジャー」
|
|
イクス
|
139_018
|
「らじゃー」
|
|
ソクラ
|
140_006
|
「ラジャー」
|
|
クワトロ
|
141_021
|
「ラジャー」
|
|
ウーノ
|
142_014
|
「ラジャー」
|
|
ドゥース
|
143_009
|
「らじゃ~」
|
|
|
|
【エレベータ前】
|
|
ウーノ
|
144_015
|
「封印装置のある階までは専用エレベーターで行く。」
|
|
ドゥース
|
145_010
|
「指紋認証がないと入れないとか、マジでメンドクセー・・・。」
|
|
クワトロ
|
146_022
|
「無理やり入ろうとしたらアラームがなりますよ。まぁ、それはそれで見てみたいですけど。」
|
クスッと微笑む
|
ドゥース
|
147_011
|
「や、やめとく!」
|
|
|
|
【慌てて指紋照合をするドゥース】
|
|
システム
|
148_001
|
「『サルス軍本部所属ドゥース・エステラ・デル・オルモ・サルスと認定。通行を許可します。』」
|
|
ブルーグ
|
149_046
|
「・・・名前、長いな・・・。」
|
|
ドゥース
|
150_012
|
「だからメンドくせぇんだよ・・・。」
|
トホホと
|
クワトロ
|
151_023
|
「ディーパの皆さんの指紋データは、昨日のうちに送ってもらってるので。どうぞ、安心して指紋認証を受けてください。」
|
|
|
|
【システムボイスがかぶさるような演出】
|
|
システム
|
152_002
|
「『サルス軍本部所属ウーノ・カルハバル』」
|
|
システム
|
153_003
|
「『サルス軍本部所属クワトロ・コスティナ』」
|
|
システム
|
154_004
|
「『ディーパ軍本部所属イクス・アロンソ』」
|
|
システム
|
155_005
|
「『ディーパ軍本部所属ソクラ・SCR-3000』」
|
|
システム
|
156_006
|
「ディーパ軍本部所属ブルーグ・ナハトイェガーと認定。通行を許可します。」
|
|
|
|
【降りていくエレベータ】
|
|
イクス
|
157_019
|
「ひゅ~♪城の中にこんなところがあるなんてビックリだぜ!」
|
|
クワトロ
|
158_024
|
「近代的でしょう?ここは軍内部でも知ってるものは少ない秘密の施設です。」
|
|
クワトロ
|
159_025
|
「実の所、我々も最近知ったばかりで・・・ね?」
|
|
|
|
【エレベータ音】
|
|
クワトロ
|
160_026
|
「・・・それでは、皆さんは通路の警備を。我々は先に【メガラ】の元へ向かいます。」
|
|
イクス
|
161_020
|
「おう!任せとけ!」
|
|
|
|
【先へ向かうサルスメンバー】
|
|
ソクラ
|
162_007
|
「あれがメガラの封印装置の部屋か・・・。」
|
|
イクス
|
163_021
|
「あそこに不審者を入れないようにすりゃいいんだな。」
|
|
ブルーグ
|
164_047
|
「あぁ、二人とも気を引き締め・・・て・・・」
|
急激な頭痛
|
イクス
|
165_022
|
「ん?」
|
|
ブルーグ
|
166_048
|
「くそ・・・っ!なんで、こんな・・・時に・・・!」
|
頭を抑える
|
ソクラ
|
167_008
|
「ブルーグ、どうした。」
|
|
イクス
|
168_023
|
「また・・・頭痛か?」
|
|
ブルーグ
|
169_049
|
「ぐ・・・っ!あ・・・」
|
|
イクス
|
170_024
|
「お、おい・・・!今までより酷そうじゃねぇか・・・。」
|
|
ブルーグ
|
171_050
|
「だ、大丈夫・・・すぐ・・・おさま・・・」
|
苦痛に顔を歪めながら
|
???
|
172_001
|
「さぁ、解き放ちなさい」
|
|
ブルーグ
|
173_051
|
解き放つ・・・?一体何を・・・
|
M
|
???
|
174_002
|
「私を・・・そして、お前自身を・・・ね。」
|
|
ブルーグ
|
175_052
|
何を言ってるのかわからない・・・
|
M
|
???
|
176_003
|
「貴方はまるでわかってないのね。自分の本来の存在理由を・・・。」
|
|
ブルーグ
|
177_053
|
俺の・・・存在・・・理由・・・?
|
M
|
???
|
178_004
|
「さぁ、行きなさい・・・。本能のままに。」
|
|
ブルーグ
|
179_054
|
「ぐ・・・!あぁ!!」
|
悶える
|
イクス
|
180_025
|
「おい!ブルーグ・・・!!」
|
駆け寄ろうとして
|
ソクラ
|
181_009
|
「・・・様子がおかしい、イクス離れろ。」
|
|
イクス
|
182_026
|
「え?・・・?!」
|
ハッとして
|
|
|
【心音】
|
|
イクス
|
183_027
|
「お、おい!ブルー・・・」
|
|
ブルーグ
|
184_055
|
「どけ・・・。」
|
心のこもってない冷たい声
|
|
|
【ものすごい力で吹き飛ばされるイクス】
|
|
イクス
|
185_028
|
「っぐ?!・・・な、なんつー力だ・・・。」
|
|
|
|
【ブルーグの前に立ちはだかるソクラ】
|
|
ソクラ
|
186_010
|
「・・・ブルーグ、ではないな。何者だ、貴様。」
|
|
ブルーグ
|
187_056
|
「・・・邪魔をするな。」
|
手をかざす
|
ソクラ
|
188_011
|
「?!」
|
|
|
|
【鋼鉄の床を突き破り、凄い勢いで木の蔓がソクラの体を吊るし上げる。】
|
|
イクス
|
189_029
|
「一体・・・どうなっちまってるんだ・・・?」
|
痛みをこらえながらも立ち上がって
|
ブルーグ
|
190_057
|
「貴様も邪魔だ。」
|
イクスの方へ振り向き、手をかざす
|
イクス
|
191_030
|
「え?・・・なっ?!」
|
|
|
|
【ソクラ同様につるし上げられるイクス】
|
|
イクス
|
192_031
|
「なっ・・・クソッ!動けねぇ・・・」
|
もがく
|
|
|
【まっすぐメガラの部屋に向かうブルーグ】
|
|
イクス
|
193_032
|
「待て!ブルーグ!!」
|
|
ソクラ
|
194_012
|
「駄目だ、聞こえていないようだ・・・。」
|
|
イクス
|
195_033
|
「くそっ!!うごけぇぇぇぇえええ!!」
|
もがく
|
ソクラ
|
196_013
|
「私の力でも引きちぎれない・・・。普通の木ではないらしい・・・。」
|
|
イクス
|
197_034
|
「どうなっちまってんだ・・・!!ブルーグ!!おい!!」
|
|
|
|
【淡々と足音】
|
|
イクス
|
198_035
|
「このままじゃメガラの部屋に・・・!!」
|
|
|
|
【もがき続けるイクスをバックにフラフラ進むブルーグ】
|
|
???
|
199_005
|
「さぁ、もう少し・・・。」
|
|
ブルーグ
|
200_058
|
「・・・もう少しで我らが母を解放できる・・・。」
|
ニヤリと
|
|
|
【開閉音】
|
|
クワトロ
|
201_027
|
「っ?!(警戒して)・・・なんだ、ブルーグさんか。」
|
|
ドゥース
|
202_013
|
「脅かすんじゃねぇよ!持ち場に戻れ。ったく、本部のやつは命令も守れねぇのか?」
|
|
|
|
【間】
|
|
|
|
【異変に気づくウーノ】
|
|
ウーノ
|
203_016
|
「・・・待て。」
|
|
クワトロ
|
204_028
|
「ウーノ?」
|
|
ウーノ
|
205_017
|
「奴の目を見ろ。」
|
|
ドゥース
|
206_014
|
「目?」
|
|
|
|
【間】
|
|
ドゥース
|
207_015
|
「ひ・・・っ!白目がない!!」
|
慄く
|
ウーノ
|
208_018
|
「血だまりみたいな色になっている・・・。この世のものとは思えない・・・。」
|
警戒して
|
クワトロ
|
209_029
|
「ブルーグさん・・・あなたは・・・!」
|
武器を構えようとする
|
ブルーグ
|
210_059
|
「ふっ・・・」
|
鼻で笑う
|
|
|
【三人の前に氷の刃が幾つも現れる】
|
|
ドゥース
|
211_016
|
「でっけぇ氷柱が浮いてる・・・。」
|
|
ウーノ
|
212_019
|
「来るぞ!」
|
|
クワトロ
|
213_030
|
「っ?!」
|
|
|
|
【飛んでくる氷柱を避け、戦針を投げ飛ばすクワトロ】
|
|
ブルーグ
|
214_060
|
「愚鈍な奴め・・・。」
|
|
|
|
【炎の盾を目の前に作り、クワトロの放った針を熱で溶かす。】
|
|
ドゥース
|
215_017
|
「・・・奇妙な技使いやがって・・・テメェ、【黒い天使】の奴だったのか。」
|
|
ブルーグ
|
216_061
|
「【黒い天使】・・・?」
|
|
ウーノ
|
217_020
|
「・・・なんだ、この違和感。」
|
|
クワトロ
|
218_031
|
「操られているだけ・・・なのでしょうか。」
|
|
|
|
【再び戦針を構える】
|
|
クワトロ
|
219_032
|
「一応命令です。なるべく傷つけないように・・・」
|
|
|
|
【氷の刃がクワトロに向かう】
|
|
クワトロ
|
220_033
|
「っく?!」
|
避ける
|
クワトロ
|
221_034
|
「これは厄介ですね・・・。」
|
|
ドゥース
|
222_018
|
「傷つけねぇようにって方が無理じゃねぇのか?とにかく、やってやるぜ!」
|
|
ウーノ
|
223_021
|
「援護する、ドゥース。」
|
|
|
|
【左腕に組み込んだ大型マシンを構えるウーノ】
|
|
ドゥース
|
224_019
|
「任せなっ!」
|
|
|
|
【短剣を翻し、ブルーグに突っ込んでいく】
|
|
ドゥース
|
225_020
|
「ったぁぁぁあああああ!!」
|
|
|
|
【ウーノ、マシンから銃口が現れ、連射】
|
|
|
|
【クワトロ、ピアノ線を投げつける】
|
|
クワトロ
|
226_035
|
「ふっ!・・・っ!!なんとか動きを封じて・・・今です、ドゥース!」
|
|
ドゥース
|
227_021
|
「もらったぁぁぁあああ!!」
|
|
|
|
【正面から剣を振りおろそうとするドゥース】
|
|
ブルーグ
|
228_062
|
「目障りだ・・・。」
|
|
ドゥース
|
229_022
|
「な・・・・っ?!」
|
|
|
|
【不協和音】
|
|
|
|
【頭を抑える一同】
|
|
ドゥース
|
230_023
|
「なんだ・・・?!力が・・・入らねぇ・・・!!」
|
|
|
|
【膝をついて倒れる】
|
|
ブルーグ
|
231_063
|
「古えの力の前にひれ伏すがいい・・・。」
|
|
クワトロ
|
232_036
|
「これ・・は・・・?!」
|
|
ウーノ
|
233_022
|
「体が・・・重い・・・」
|
|
ドゥース
|
234_024
|
「う・・・動けねぇぞ!!」
|
|
|
|
【床に這い蹲るように倒れる3人】
|
|
ウーノ
|
235_023
|
「・・・っ!?封印装置!!」
|
|
クワトロ
|
236_037
|
「まずい・・・このままじゃ・・・!ダメです!ブルーグさん!!」
|
|
|
|
【封印装置に手をかけるブルーグ】
|
|
ブルーグ
|
237_064
|
「もう少しだ・・・」
|
ニヤリと
|
|
|
【金属が無理やりはがされるような音】
|
|
???
|
238_006
|
「もう少し・・・」
|
|
クワトロ
|
239_038
|
「ブルーグさん!!」
|
|
ブルーグ
|
240_065
|
「偉大なる地上の覇者【メガラ】よ!」
|
|
|
|
【扉の破壊音】
|
|
|
|
【間】
|
|
ウーノ
|
241_024
|
「あれが・・・メガラ・・・?」
|
|
ドゥース
|
242_025
|
「ど、どうなってんだよ!!ミイラじゃなかったのか?!」
|
|
クワトロ
|
243_039
|
「わかりません・・・っ?!(ハッとして)」
|
|
|
|
【メガラが瞳を開ける】
|
|
クワトロ
|
244_040
|
「目が・・・開いた・・・!」
|
|
|
|
【ズルリと這うような音】
|
|
???
|
245_007
|
「やっと、解放された・・・フフフ・・・ハハハハハ!!!」
|
|
|
|
【地中に潜っていくメガラ】
|
|
ブルーグ
|
246_066
|
「ハハハハハハハハ・・・・!!ハ・・・」
|
|
|
|
【ぷつりと糸の切れた人形のように倒れるブルーグ】
|
|
ドゥース
|
247_026
|
「・・・っ!体が軽くなったぞ!」
|
|
クワトロ
|
248_041
|
「ブルーグさん!!」
|
起き上がり、ブルーグに駆け寄る
|
ウーノ
|
249_025
|
「逃げられてしまった・・・か」
|
|
クワトロ
|
250_042
|
「ブルーグさん!・・・ブルーグさん!!・・・意識を失ってるだけのようですね・・・。」
|
少しホッとして
|
ドゥース
|
251_027
|
「まさかこんな手で来るなんて・・・!」
|
|
ウーノ
|
252_026
|
「とにかく司令室に戻るぞ。」
|
|
|
|
【間】
|
|
|
|
【場面変更・ゲストルーム】
|
|
ブルーグ
|
253_067
|
「・・・ん・・・ここ・・・は・・・?」
|
目を覚ます
|
イクス
|
254_036
|
「お!やっと気がついたか。」
|
|
ブルーグ
|
255_068
|
「イクス・・・それに、クワトロも・・・。」
|
|
クワトロ
|
256_043
|
「覚えてますか?何があったか」
|
|
ブルーグ
|
257_069
|
「・・・頭が痛くなって・・・それから・・・すまん、覚えてない・・・。」
|
混濁として
|
イクス
|
258_037
|
「そっか・・・。」
|
|
ブルーグ
|
259_070
|
「・・・!任務は?!メガラはどうなった!」
|
ハッと気がついて
|
クワトロ
|
260_044
|
「・・・すみません、守れませんでした。いえ、正確には・・・。」
|
|
イクス
|
261_038
|
「メガラが再生して生き返ってたんだとよ。」
|
かぶせるように
|
ブルーグ
|
262_071
|
「生き返って・・・?!だって、ミイラだったはずじゃ・・・」
|
信じられない様子で
|
クワトロ
|
263_045
|
「我々も驚きました。でも、この目で見たんです。あの赤黒い瞳で見つめられて・・・恐怖を覚えました・・・。不甲斐ないですよね・・・本当に・・・。」
|
|
|
|
【間】
|
|
ブルーグ
|
264_072
|
「・・・なぁ、俺は・・・」
|
拳を握り締め
|
イクス
|
265_039
|
「ん?」
|
|
ブルーグ
|
266_073
|
「俺は・・・何を・・・した?」
|
震えるのを堪えて
|
クワトロ
|
267_046
|
「何って・・・」
|
なんて言おうか戸惑う
|
ブルーグ
|
268_074
|
「答えてくれ・・・。俺、本当に気を失ってただけなのか?!俺は何をした?!答えろ!」
|
錯乱したように
|
クワトロ
|
269_047
|
「ブルーグさん・・・それは・・・」
|
苦悶
|
ブルーグ
|
270_075
|
「俺が・・・解放したんじゃないのか?メガラを。」
|
ワナワナと
|
|
|
【間】
|
|
ブルーグ
|
271_076
|
「そう・・・なんだな・・・?記憶がないとはいえ・・・俺は・・・なんてことを・・・。」
|
絶望と怒り
|
イクス
|
272_040
|
「お前は・・・(苦悶から無理やり明るく)操られていただけだ。始末書の書き方は俺が教えてやる!気にすんな!」
|
|
クワトロ
|
273_048
|
「イクス・・・。(イクスに乗るように)そうです。ブルーグさんが気にすることじゃありません。」
|
|
|
|
【間】
|
|
ブルーグ
|
274_077
|
「・・・すまないが、一人にしてくれないか。」
|
暗いまま
|
|
|
【間】
|
|
イクス
|
275_041
|
「(ため息をついて)あんまり自分責めんじゃねぇぞ?・・・行くぞ、クワトロ。」
|
|
クワトロ
|
276_049
|
「・・・はい。」
|
|
|
|
【間】
|
|
|
|
【場面変更・通路】
|
|
ドゥース
|
277_028
|
「操られてるだけで【魔法】が使えるかよ。」
|
|
ソクラ
|
278_014
|
「・・・さぁな。」
|
|
ドゥース
|
279_029
|
「だってよ・・・魔法を使う為に必要なものって原子とか分子とか、そういう話なんだろ?」
|
|
ウーノ
|
280_027
|
「あぁ。」
|
|
ドゥース
|
281_030
|
「それって普通の人間が出せるものじゃないんだろ?」
|
|
ソクラ
|
282_015
|
「何が言いたい。」
|
|
ドゥース
|
283_031
|
「ブルーグって奴、ホントは・・・」
|
|
ソクラ
|
284_016
|
「憶測で下手な事を言うな。」
|
|
|
|
【歯がゆい感じで言葉を噛み締めるドゥース】
|
|
ドゥース
|
285_032
|
「・・・なんだアンタ。アンタは利己的に物を考えそうだと思ったんだけどな。・・・っけ、つまんねぇ。アタシは寝るよ!寝る!オヤスミ!」
|
|
|
|
【ドカドカとその場をあとにするドゥース】
|
|
|
|
【間】
|
|
ウーノ
|
286_028
|
「気にするな。」
|
|
ソクラ
|
287_017
|
「気にはしていない。」
|
|
ウーノ
|
288_029
|
「そうか。」
|
|
|
|
【間】
|
|
|
|
【場面変更・司令室】
|
|
|
|
【電話をしているセイス相手はジェイク(?)】
|
|
セイス
|
289_017
|
「・・・申し訳ありません。この失態、いかなる責任もとる覚悟は出来て・・・え?・・・あ、いえ・・・。彼にはなんの責任も・・・。」
|
|
セイス
|
290_018
|
「操られていただけで・・・えぇ・・・。あ・・・そんなご寛大な・・・!はい・・・名誉を挽回するためにこれからも勤めさせていただきます。・・・それでは、失礼します。」
|
|
|
|
【受話器を置く】
|
|
セイス
|
291_019
|
「(ため息)」
|
|
|
|
【間】
|
|
|
|
【場面変更・ゲストルーム】
|
|
ブルーグ
|
292_078
|
操られていただけ・・・?本当に、それだけなのか?
|
|
ブルーグ
|
293_079
|
あの声は・・・俺を操るためにずっと聞こえてたのか?
|
|
ブルーグ
|
294_080
|
メアリーに銃を向けたのも操られていただけ・・・?俺の目が赤黒くなったのは操られていただけ・・・?
|
|
ブルーグ
|
295_081
|
・・・それじゃ、【黒い天使】が、俺が銀の髪と赤い瞳を持っている理由を知ってる事と、噛み合わない・・・。
|
|
ブルーグ
|
296_082
|
俺を昔から知っている様な事も言っていた・・・。本当に・・・操られていた・・・だけ・・・?
|
|
|
|
【自分の掌を見つめる】
|
|
ブルーグ
|
297_083
|
あの声は、メアリーを殺せと言っていた・・・。また・・・操られて、意識を失ってしまったら・・・俺は・・・今度こそ・・・。
|
悔やむように
|
|
|
【間】
|
|
|
|
【場面変更・ドック内】
|
|
イクス
|
298_042
|
「え?一人で行きたいところがある?」
|
|
ブルーグ
|
299_084
|
「あぁ、まだ休暇は残っているはずだ。」
|
いつもの感じで
|
ソクラ
|
300_018
|
「・・・後1日だがな。」
|
|
ブルーグ
|
301_085
|
「まぁ、いいじゃないか。明日にはちゃんと本部に戻る。」
|
|
メアリー
|
302_009
|
「じゃあメアリーも!」
|
|
ブルーグ
|
303_086
|
「だ・め・だ!そろそろリーアも心配している。二人と一緒に先に帰っておくんだ。」
|
|
メアリー
|
304_010
|
「えぇ~。」
|
つまらなさそうに
|
ソクラ
|
305_019
|
「いつもメアリーには甘いくせに、意外なことを言うな。」
|
|
ブルーグ
|
306_087
|
「当然のことだろ?イクス、ソクラ、メアリーを頼んだぞ。」
|
|
ソクラ
|
307_020
|
「ラジャー」
|
|
イクス
|
308_043
|
「お前がそう言うなら・・・わかった。それじゃ、メアリー。イクス兄ちゃんと一緒に帰るぞ!」
|
|
メアリー
|
309_011
|
「・・・うん。」
|
しょんぼりと
|
|
|
【ヘリに乗り込もうとする3人を見つめるブルーグ】
|
|
|
|
【飛び立ちはじめるヘリ】
|
|
|
|
【プロペラ音】
|
|
メアリー
|
310_012
|
「帰って・・・来るよね?!」
|
|
ブルーグ
|
311_088
|
「あぁ!!・・・ちゃんと、帰るから!!」
|
|
メアリー
|
312_013
|
「・・・約束、だから!!」
|
|
ブルーグ
|
313_089
|
「あぁ!!」
|
|
|
|
【飛び去っていくヘリ】
|
|
|
|
【間】
|
|
ブルーグ
|
314_090
|
「ごめんな・・・メアリー。」
|
寂しそうに
|
|
|
【間】
|
|
ブルーグ
|
315_091
|
「次回予告」
|
|
ブルーグ
|
316_092
|
「本部に帰る三人を見送り、俺は一人ある場所へ向かった。自分の知らない自分のいた場所、あの孤児院へ・・・。既に廃院になっていた孤児院で俺を待ち受ける人の影。ブルーグ
|
「次回ParasiteNOVA第十一話『本当の名前』」
|